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最近気になるCMを紹介します。

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Nike Football − 【Scorpion Knock Out】
May 25, '02
Review
 とにかく圧倒される。そして、とびっきりに面白い。
 世界中の名だたるトップ・プレイヤーたちのトリッキーな動きやそのプレイの凄さは、サッカーを知らない人にもかなりのインパクトで伝わることだろう。
 こんなサッカートーナメントがあったなら…、そんな想像力を沸きたてられ、細かい点に至るまで何度でも観たくなってしまう。そして楽しさは、CMの中だけに留まらない。
 ウェブサイトでは、様々な仕掛けを用意している。ダウンロードコーナーでは、テレビでは流されない、180秒のノーカットバージョンムービーもある。興味がある人は是非、訪れてほしい。


Website:NikeFootball.com
Story
 2002年、港に浮かぶタンカー内で、世界のファンタジスタ達が、秘密のトーナメントに参加していた。そのゲームの名は「Scorpion Knock Out (スコーピオン・ノックアウト)」。そしてS.K.O.のプロデューサー兼総指揮官として登場するのが、エリック・カントナだ。


 S.K.O.はスピード感溢れる新しいフットボールの形。高さ2.5mのケージに囲まれた24m×10mのフィールドで行われる3分間サドンデス方式の3on3。サイドラインは存在せず、壁を利用して相手を抜くこともできる。ゴールは小さく、キーパーもいない。
 トーナメントには全部で8チーム、24名のアスリートが参加している。とにかく1点先取したほうが勝ちとあって、アスリート達はあの手この手でシュートを試みようとする。


 Os Tornados (オス・トルナドス)のロベルト・カルロスが放つシュートには、カントナも「That's a Goal! (これこそがゴールだ!)」と絶賛する。また、準決勝の一つTriple Espresso (トリプル エスプレッソ)対Cerberus (ケルベロス)戦では、中田がトラップしたボールをそのままヒールでシュートし、見事なゴールを決める。


 そして決勝はそれぞれ勝ち上がったTriple Espresso VS Os Tornadosとなるが、意外な結末が…。カントナが落とすボールをフランチェスコ・トッティの背中に乗ったティエリ・アンリが直接ヘディングし、そのボールは吸い込まれるようにゴールへ。一瞬のうちにTriple Espressoが勝利をものにするが、そのゴールに対してフィーゴは不満を隠せない様子。しかし負けは負け。敗者たちはタンカーから冷たい海に突き落とされ、カントナの声が響き渡る「The Losers go home (敗者は立ち去れ)」。


S.K.O. プロデューサー兼総指揮官:エリック・カントナ
TRIPLE ESPRESSO:
フランチェスコ・トッティ (A.S. Roma)
中田 英寿 (Parma A.C.)
ティエリー・アンリ (Arsenal F.C.)
THE ONETOUCHABLES:
パトリック・ヴィエラ (Arsenal F.C.)
ポール・スコールズ (Manchester United)
ファン・ニステルローイ (Manchester United)
CERBERUS:
エドガー・ダービッツ (Juventus)
リリアン・テュラム (Juventus)
シルバン・ヴィルトール (Arsenal F.C.)
TOROS LOCOS:
ハビエル・サビオラ (F.C. Barcelona)
ルイス・エンリケ (F.C. Barcelona)
カール・F・リュングベリ (Arsenal F.C.)
OS TORNADOS:
ルイス・フィーゴ (Real Madrid)
ロナウド (Internazionale Milano)
ロベルト・カルロス (Real Madrid)
FUNK SEOUL BROTHERS:
デニウソン (Real Betis)
ソル・ギヒョン (RSC Anderlecht)
ロナウジーニョ (Paris Saint-Germain F.C.)
EQUIPO DEL FUEGO:
エルナン・クレスポ (Lazio)
クラウディオ・ロペス (Lazio)
ガイスカ・メンディエタ (Lazio)
TUTTO BENE:
トーマス・ロシッキー (Borussia Dortmund)
ファビオ・カンナバーロ (Parma A.C.)
リオ・ファーディナンド (Leeds United)

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